私は、自分の道具として英語を身につけることを夢見て、社会人を4年過ごした後に27歳の時にわずかな退職金を手にロンドンに旅に出ました。その時は、とりあえず行けば英語が話せるようになるのでは、と甘い計画で出発したのですが、現実は、道に迷っても聞くこともできずに、みんなから白い目で見られている哀れなアジア人、、
そこで一念発起して英語の学校を探しました。幸い素晴らしいカレッジに入学できて朝から晩まで6ヶ月懸命に勉強しました。そこには、一回も英語を習ったことのないフランス人がいて驚きました。日本人なら、サブウエィくらいわかるな、と油断していたらsubwayは、ロンドンでは、地下道のことでした!(地下鉄は、ロンドンでは、tubeと言います)他にもセーターのことを jumperと呼んだりマフラーのことを scarfと呼んだり、サスペンダーと言うと女性のガーターベルトを意味したりする。どうも英国語は、少しズレがあって面白い。教室には、スイス、イタリア、スペイン、ギリシャ、セネガル、トルコ、など様々な国の中年や若者がいろんな理由から英語を習得しようと通っていました。私が、入ったクラスは、超初級でしたが、卒業時には、テレビ局の生徒の提案でインタビューのトレーニングをすることになって、全員が上達し度胸もつきました。今考えると、英語を勉強するだけでなく、外人になれることも大切だったことも学びました。
さて私は、それまで何をするのも控えめな性格でしたが、フランス、スペイン、アメリカを周り帰国後は、視野が広まったと同時に人生に自信が現れ、外国人の面接する展覧会にも積極的に参加できるようになり、海外の美術館館長や学芸員とともに展覧会を企画したり、明るい人生が送れるようになってよかったな、と思っています。今では、ネット社会のおかげでスイス、ハンガリー、韓国や中国などいろんな国の人とも無理やり英語でお話する時代に変化したのでこれ幸いに意思の疎通ができるようになって世界中どこでも歩きやすくなりました。
それからずいぶん経過して、娘にも同じような経験をさせてあげたくて、グーグルマップで空から学校の場所を探すと、どうやら教室の裏のイングリッシュガーデンに散策してる生徒が見えたので、今もその学校は、継続されているなとわかりました。そこでアルバムから当時の写真を探してなんという学校だったのか確認し、WEBで検索してみました。メールアドレスから連絡を取り娘を同じカレッジに短期留学させることができました。娘は、無事帰国しその後、自分で探し当てたマルタ島の学校にも再度短期留学してきました。(現在は、多くの国で入学手続きをしてから出発しないと入国できないのでご注意を!)
レオクラブの皆さんは、どんなスキルを身に付けたいですか? 人生のプラスになる資格は、英語以外にもいくらでもあります。どんな小さなことでも自分で自分をプロデュースするために希望を持って視野を広めてください、、、夢は思っていたより簡単に叶うかもしれません。ライオンズクラブのメンバーは、人生の成功に近い位置におられる素晴らしい頭脳の持ち主ばかりです。ぜひ多くのことを吸収するチャンスと考えて大いに飛躍してくださいネ!
ライオンズクラブには、YCE委員会、レオ委員会、青少年育成委員会など若者の学びと経験にプラスになる委員会やセミナーがたくさんあります。ぜひ自分の希望を叶えるためにを大いに活用してください。(お金をかけないで留学する方法は、いくらでもあります、お問い合わせください、)
京都鉾町ライオンズクラブメンバー/現代美術家/岩澤有徑